IntelliJ IDEA on WSL
WSLで環境構築していると、IDEからコマンドが呼びづらくて面倒.... → IDEもWSL側にインストールしてXサーバーをWindows側にインストールすれば使えるのでは?と言う発想。
前提条件
- WSL
- Ubuntu 18.04
- VcXsrv
インストール
必要パッケージ
- libxrender1
- libxtst6
- libxi6
- fontconfig
ほんとはX環境ごと一気に入れるべきなのかも知れないですが、余計なものを入れるのが嫌だったので、IDEA起動→エラーメッセージに表示された足りないものをインストール、を繰り返した結果。
X Window 出力先設定
X Windowの設定をシェルの環境変数に加える。
export DISPLAY=localhost:0.0
良かった事
CLI環境の設定が楽
- eslintとかmakeとかのパス設定が楽
- 最初に書いたとおり、基本的に開発環境をWSL側に寄せていることもあり、最も期待していた部分。
HMRがちゃんと動く
- pooling設定で無理矢理動かしていたのが改善された。
困ってる事
日本語が打てない
- 一応Linux側の日本語入力システム ( uim とか fcitx とか) を入れれば良いのだが、いろいろ問題がある。
- そもそも日本語入力システムが2つ入ってる状況ってどうなの?
- ATOKに頼りすぎてて他は使いたくない (辞書/設定の同期とか欲しい)
- WSLでもAlt単押しで日本語On/Off出来るように設定するのがダルい (これも二重管理になるし
- 今の所、そんなに日本語を打つこともないので、どうしても打ちたいときは、他アプリで打ってコピペしてます。
エクスプローラー等からDnDでファイルを開くことが出来ない
- まぁ、パスの変換が必要なので単純では無いとは思ってるんですが.... VcXsrvはWSL専用ってわけではないし。
マルチディスプレイ環境の場合に、ウィンドウの初期表示位置がおかしい
- 実害はあまり無いのですが.... (Splash上のProgressが隠れて見えないことがあるくらい)
- 恐らく、VcXsrvがマルチディスプレイ環境を巨大な一つのディスプレイだと認識しているため、その巨大ディスプレイの中心に表示しようとしているのだと思われる。